Favourite Worst Nightmare
泣きながら恋人をフる世界中のクズ男・クズ女に捧ぐ。別れの理由は、好奇心が重荷になったせい。そんな俺の鼻をへし折ってくれ。フった側の目線で綴られる、映画のワンシーンのような失恋ソング。
「ワタシ史上最高」なんて今じゃただの思い出。いい大人になって手に入れたのは、平穏で安定してるけど、タバスコの足りないブラッディ・メアリーみたいな、退屈な日常というブラックホール。刺激的で危なっかしい、蛍光色の青春と引き換えに。
一躍有名人になって目の当たりにしたのは、目先の成功や即席の満足感を求める奇妙な人々。まるでテディ・ピッカーでぬいぐるみを欲しがる子供のように。
近頃じゃ本当のロマンスなんて、なし得ないものというけれど。若き恋人たちよ、君たちは手に入れられたかい? それは恋する二人のみぞ知る。
すれ違いばかりの遠距離恋愛。別れた方がいいって分かってるけど、君の涙を見たら、笑顔を見たら、とても別れられないよ。まだ俺はちゃんと、君のことを好きなのかな。とにかく505に帰らなきゃ。